夏に飲みたいワイン特集

ワインが大好きな人もこれからその味を知っていきたいという人もいると思いますが、夏にピッタリのものを飲んでこの暑い季節を十分楽しんでほしいと思います。

料理に合わせて選ぶというのは広く認識されていますが、実は季節によっても合わせて見みるのが本当に美味しく頂くポイントなのです。

うだるような暑さやそれで体力消耗した体、夜でもじっとり暑いこの夏にどのようなものが良いかというと「酸」が強めのタイプです。

例えば汗をかいたあと、レモン等の酸っぱみある果物が食べたくなったり、飲料やアイスでフレーバーとして採用されるのは、爽快でスッキリした感覚を体が求めるからです。

その証拠に、夏に冷やし中華が食べたくなるのは麺が冷たいからだけでなくその酢のすっぱ味があるからです。

つまり、ワインも同様にしっかりと酸味あるシャープな味わいのものが注目されます。

例えば、その名前からもイメージにふさわしいヴィスタマーレでイタリアではその業界で帝王に位置するカ・マルカンダ(ガヤ)というメーカーのものです。

この名前は、オーシャンビューの意味で上品なミネラル感と爽やかさが楽しめます。

ヴェネトを代表するアレグリーニが手がけるソロソーネもオススメで、訳すと太陽の光というネーミングのままにミネラル溢れバランスに優れているのでまるで太陽の恩恵を浴びているかのような感覚になります。

この2つはイタリアですが、ドイツものにもゾンマー(夏)と名付けられた軽やかでイキイキとした味が特徴のものがあります。

テラスやビーチ等の野外嗜む事をコンセプトに作られました。

夏なので、涼しさや日差しといったようなそのイメージから赤よりも白を連想させられますが、それだけで選ぶのではまだまだ真の楽しみ方をしれません。

夏のヌーボーとして、ニュージーランドのピノ・ノワールを是非冷やして飲んでほしいです。

その年のブドウで作るから、次の年はもう二度と同じ味にはならない限定ものだし、よく冷やすことでより際立つ酸味がくせになります。

更に「冷やして美味しい」をコンセプトに作られたイタリアのフィキモリは、バラやチェリー、ラズベリー等の赤果実のアロマが香る華やかなフレーバーで、ソーダで割ってガブガブ飲むのもアリな赤です。

それだけではなく、爽快感をダイレクトに感じられるのがスパークリングタイプてす。

炭酸の喉越しがなんとも言えず、多くの方をとりこにしています。

マスカットやブドウだけでなくピーチやベリー等様々な種類がはつばいされており、フルーティ感が結構強いし、炭酸がアルコールをマイルドに感じさせるからかその飲みやすさから、お酒の得意でない方でも楽しめます。

世界50カ国以上にファンがいるロータリや、ボトルの見た目もスカイブルーで爽やかであるグレープフルーツを思わせる苦味があと引くラヴァークブルー、ムース状のきめ細かな泡が特徴でオバマ氏大統領就任の席で飲まれたと言われるグラハムベック等の辛口の白とベリー系のチャーミングなアロマとチャーミングな色合いが特徴の辛口ロゼのブリュットやこの時期に特に食べたくなるスパイシーな料理によく合う甘口の赤クエルチオーリなどがあります。

どれも美味しくいただけるものなので、好みや気分あるいはシチュエーションで選ぶと良いです。

ただ、共通のポイントとしては酸味とキレがあることと爽やかさや爽快感といった軽さの感じられるものであると、よりこの時期と味やシチュエーションすべての相乗効果が素晴らしいハーモニーを奏でるでしょう。

有名で人気であるとか銘柄にこだわるのも決して間違いではないのですが、嗜む人々やその季節に合うものなら例え高くなくても無名であってもそれがベストなのです。